レンタサイクルモデルコース➡中級者向け黄金の里ヒストリックスポットコースのご紹介
~レンタサイクルで巡る横川探訪~
中級者向けモデルコースで出会えるスポットのご紹介です!
・安良神社
安良姫の伝説が残る、個人の女性を奉ってある神社。和銅元年(708年)の創建。鹿児島神宮、霧島神宮、加治木の春日神社、福山の宮浦宮と並び、大隅5社の一つ。
京の女官であった安良姫は、天皇の直垂を洗っていたとき、誤って川に流してしまったことで、火あぶりの刑になるところを十一面観音に救われ、横川の地まで落ち延びた。
母親が姫を探す途中で息絶えたことを知り、悲しみのあまり安良岳の山頂で自害した。
これを哀れに思った村人が建てたのが安良神社と言われている。
・かえる岩
安良神社より約500m上流の天降川の清流の中にかえるの形そっくりの岩が鎮座。長い年月を経て巨大な岩が自然の力で「かえるの姿」の奇岩となったナチュラルアート。
この界隈は川底が岩畳になっている場所も多く、清流のせせらぎが心を癒す幻想的なスポットでもある。
・木浦権現
霧島神宮の祭神瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の母君の万幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)の居住の跡と言われている場所。冷たい泉が滾々と湧き出て沢となり、その周辺には鮮やかな水苔が生い茂る神秘的なスポット。ここの中心部にお宮があったのではと言われる。ここに来た人は、まるで神代の昔へいざなうかのような不思議なオーラを感じる。
また、この一帯では土器や石斧など(縄文~古墳時代)が多く出土し、現在横川郷土館に展示されている。
・紫尾田の田の神
安良小学校正門前の県道沿いに鎮座。背中に「延享元年甲子十一月」と思われる年号と郷士数名の刻字が見られる。紫尾田中郡の山中の洞窟にあったものを戦後、現在地へ移したと言われている。
「田のかんさぁ」は、旧薩摩藩領内に見られる独特の石神で、五穀豊穣・子孫繁栄を願って作られたもの。霧島市内では横川町が最も多く、町全域で40体ほど見られる。
・横川城跡
侵食谷や丘陵など、自然の地形を最大限に活用した天然の要塞をなした城として有名。
別名長尾城ともいい、鎌倉初期、横川藤内兵衛尉時信が築城。その後、北原氏の所領となり、永禄5年(1532年)、島津氏の総攻撃により落城した。
昭和61年、発掘調査があり、陶器や青銅器などが多く出土。郷土館に展示している。
城跡には、宝永2年(1705年)、当時の村人が建てた北原伊勢介供養塔が残っている。
・ 阿弥陀寺跡
阿弥陀寺跡の五輪の塔は平安末期からぬ室町時代に掛け、墓塔として、また供養塔として建てられた。昭和37年町指定文化財。昔は相当大きな寺院があったのではと推測されている。この地には埋没した多数の五輪の塔があり、昭和57年、町教委がその一部を発掘。現在22基が据えられている。
供養塔には元徳2年(1330年)の文字が刻まれているものもある。
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